京王線・都営新宿線でダイヤ改定が実施されました。
今回のダイヤ改定により、各所に手が入れられていますので、以下に各項目ごとまとめてみたいと思います。

  • 日中の都営直通急行10連化

日中に本八幡〜橋本間を往復する急行が京王車専属の運用となり、併せて都営直通の京王車は全て10連化が実施されました。
これに伴い、6000系30番台は今までだと主に平日朝ラッシュ時にしか見られなかった8連+2連で運用に就いています。その中でも、以下の組み合わせについては中間先頭車部のATC撤去などが実施されているため、実質10両固定編成となっています。


6734F+6434F
6735F+6435F

  • 都営車関連

先の都営直通急行が京王車の担当になった影響で、都営車にも影響が出ています。
まず、相模原線内の各停。改定前までは京王車による6〜8連が充当されていましたが、これらが日中はすべて都営車の担当に変更されています。よって、日中に相模原線内へ出稼ぎに来る都営車が出来た、ということで…
因みに、この影響で相模原線専属だった6721Fが運用を失っており、営業運転に就けない状態となっています…


またこのほか、平日夕方の都営線〜つつじヶ丘間の各停もすべて都営車の担当に。つつじヶ丘止まりとなる前…八幡山行き時代が都営車のみだったので、この時代に戻った…という感もあります。


そして、土休日朝に2本設定された都営線高尾山口行き急行(※改定前は1本のみ京王車での設定)が都営車の担当になりました。このため、迎光号以外で定期的に高尾山口まで都営車が乗り入れることに。

  • 本線系統関連

土休日ダイヤを中心に手が入ってます。
まず、シーズンダイヤが廃止され、途中駅で分割される特急・急行は消滅。
また、土休日は準特急主体のダイヤとなったため、特急は朝に下り2本、上り3本が設定されるのみに。


そして…もっとも大きいのが日中の「準特急 北野行き」の設定。同列車は北野から「各停 高尾山口行き」に変更となる…というもの。
まさかの、本来途中駅である「北野」行きが準特急で設定されるとは…予想外でした。


また今まで4〜6連で運用されていた本線系統の各停はすべて、8連以上に両数が増えており、8000系や7000系の分割運用が支線を除いて消滅しています。

日中の快速8連→夕方の急行10連に車交をする際、改定前は若葉台で行っていましたが、殆どの乗客は若葉台を通過する客のため苦情が来ていたようで…
今回の改定にあわせ、これが多摩センターでの車交(「多摩センター行き」から「多摩センター始発の橋本行き」への接続)へと変更されています。